リオデジャネイロパラリンピック 柔道男子60kg級で銀メダルを獲得した廣瀬誠選手の言葉です。廣瀬選手はレーベル病という難病が原因の視覚障がいをお持ちです。
ひとたびハンデを抱えると、周囲には突如 ”妖怪かわいそう” が出現します。
私もそうでした。乳がんの闘病中・闘病後、「利き腕が思うように使えないなんて、かわいそう」「まだ若いのに、かわいそう」「あんたばっかり、かわいそうになぁ」 などなど…
いや、私、自分のことかわいそうなんて思ったこと、一度もないよ。病気したって、辛い目に遭ったって、それが自分の糧になるんだって、いつも思ってきた。今だって、たしかに不便ではあるけど、不幸だなんて思わないけどなぁ… っていうか、幸せか不幸せかなんて、他人が決めるものなの?外から見ただけで決めつけられるものなの??
相手を思って言ってくれる言葉でも、無駄にその人の心を突き刺してしまう言葉って、あるんです。それを知ってほしいですね。
廣瀬選手の娘さんは会場に響き渡る声で「銀メダルでもおめでとう~~!!」と、お父さんの健闘を誇らしく称えていました。がんばってる人は、みんな素敵です。