たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時

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日常の中の小さな発見。何気なく外へ出て、ふと目線をやった先にある、健気に可憐に精いっぱい咲く花。その姿に勇気づけられ、力をもらえます。それを見つけられる自分の心の状態、置かれた環境も感謝すべきものだと、ハッとさせられるのです。幸せには小さいも大きいもなく、それを感じた人の心のあり方が大事なのだと、あらためて感じさせてくれる言葉たちです。

作者の橘曙覧(たちばなのあけみ)は文化9(1812)年、越前国出身の歌人。頼山陽、児玉三郎、田中大秀等から国学を学んだのち、独学で和歌に精進。後世、正岡子規に大絶賛され、アララギ派にとって主要な存在となる。
彼の歌集『独楽吟』に蒐集されている歌はどれも「たのしみは」ではじまるもの。そのうち、標題の歌は1994年、今上両陛下が訪米なさった際に当時のビル・クリントン大統領が歓迎スピーチに引用したことで、一躍脚光を浴びることとなった。

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