どんよりと垂れ込める雲が果てしなく見えたとしても、雲の外には必ず青い空が広がっている。
いま置かれている環境が辛く苦しいものに思えたとしても、目の前の壁がとても越えられない高さに見えたとしても、その先には必ず素晴らしい世界が開かれている。
大相撲の幕内力士・炎鵬関も、好きな言葉として紹介していました。
夏場所初日のはずだった日は、全国高校相撲金沢大会の開催予定日でもあり、中止に面した高校生力士たちへの激励として、金沢出身の炎鵬がこの言葉を贈ったのです。→コチラ
TV時代劇にもなった『みをつくし料理帖』にも、この「雲外蒼天」が出てきました。
主人公の澪(みお)と友人の野江(のえ)は子どもの頃、人相見の占い師にそれぞれ「雲外蒼天の相」「旭日昇天の相」と言われます。
「旭日昇天」は、朝日が天に昇るように、この上ない幸運や強運を表しますが、後に花魁となる野江は、女料理人の先駆けとして活躍することになる澪に「旭日昇天より、雲外蒼天のほうがええ」と言います。
人生、生きていればいろんなことがありますが、心を明るくかるく、希望と感謝を忘れずにいたいですね。
みをつくし料理帖はU-NEXTで見放題。マンガも読めます。